ままさいと特集
第5章 今後のために検討したいこと 〜青色申告をするかどうか〜
●今後のために検討したいこと
1.青色申告をするかどうか
今後も継続的に申告するようでしたら、青色申告を選択するのをお勧めします。青色申告とは、複式簿記の方法で記帳し、それを元に申告する方法です。「簿記」と聞くととても難しい印象ですが、今は会計ソフトが充実していて、さほど苦労することなく記帳することができます。青色申告をすることによって有利な制度を利用することができます。代表的なものは次のとおりです。
第4章 申告書の提出、納付など 〜申告書の提出先はどこ?〜
●申告書の提出、納付など
1.申告書の提出先
申告書は住所を管轄する税務署に提出します。それぞれの税務署によりますが、この時期は「確定申告書作成コーナ」を設けていることが多いです。とはいえ、混雑しているため1からすべてお願いする、ということは不可能です。ある程度作成して疑問点をあらかじめ整理したうえで行くことをお勧めいたします。税務署に行かず郵送提出することも可能です。この場合は控えを残すために返信用封筒を同封しましょう。メールにて送信する電子申告の方法もありますが、電子署名の発行等の手続きが必要になります。
第3章 実際の計算〜税金の計算など〜
2.税金の計算など
所得金額の合計から所得控除の合計を差し引いた金額が所得税の課税対象となります。
この課税対象額の金額に応じて税額を計算します。
配当控除や住宅ローン控除など受けられる税額控除があれば記入します。
税額控除を差し引いた金額が年間の所得税となります。
第2章 実際の計算その1
〜青色申告書または収支内訳書の作成〜
2.実際の計算
●実際の計算その1(青色申告書または収支内訳書の作成)
1.収入とは?
収入とは、1年間の売上のことをいいます。1月から12月までに仕事が完了し、納品完了したものが売上になりますので入金済みかどうかは問いません。例えば12月中に納品し、請求書発行や入金が年明けの売上については20年中の売上となるので注意が必要です。
第1章 確定申告のあらまし 〜確定申告をする必要がある?〜
2.所得税のしくみ
所得税は次のように計算します。
{ (収入―経費)−所得控除 }×税率−税額控除=所得税
=所得(複数の所得の場合はそれぞれの所得の合計)
第1章 確定申告のあらまし 〜確定申告をする必要がある?〜
※確定申告とは※
確定申告とは、個人が1年間(1/1〜12/31)の所得を計算して、所得税を納めるための手続きをいいます。「所得」とは収入から経費を差し引いた実質的な利益をいいます。
一般的な会社のサラリーマン・パートの場合には、会社が年末調整をしてくれますが、フリーで仕事をしている場合には、自分でしなければなりません。